「冬季オリンピック将棋会場」みたいな状態
・・・ごく一部の人にしか通じないネタだと思いますが、
ほんとにそんな感じで雪が降っています・・・。

ラサール弦楽四重奏団 マーガレット=プライス(S、シェーンベルクのSQ第2番)
(DG F00G50453~6) 1968~70年録音。
アルバム名はタイトルのとおりだが、
実質はシェーンベルク、ウェーベルン、ベルク3者の弦楽四重奏曲集。
CD4枚のうち、2.3枚ぶんくらいがシェーンベルクの作品。
調性がまだ一応あった第1番・第2番のウェットでメランコリックな雰囲気も、
十二音技法が基調になった第3番・第4番のドライな、しかし微妙に感傷的な演奏も、
どちらも素晴らしい。
また、弦楽四重奏曲 ニ長調(1897)はレア曲と思うが瑞々しい演奏。
ウェーベルンでは・・・総じて変に冷たいところがなく妙にあたたかい解釈。
ベルクは、若い頃の「作品3」よりも、
普通に「抒情組曲」がそのめくるめく曲想の変化を鮮明に描き出した名演。
番号からみて1986~87年頃にCD化されたのではないかと思うが、
私がいつ買ったのだったかも含めて正確には覚えていない。
解説書は、やや扱いにくい体裁ながら極めて充実した内容だが・・・
曲は全部普通に聴けるのに、解説書のほうがずっと難解(苦笑)。
でも、今の新譜なら、ここまでの解説書は付くだろうか、とも思う。

私がこの四重奏団のCDを何種類か持っている理由は、
主に二つあります。
(1)20世紀の音楽を主なレパートリーにしている団体だから。
(2)この四重奏団の第一ヴァイオリン奏者が、
約20年前に私が乗っていた車種と同じ名前だったから。
(実際、当時の私は自分のクルマを
「ウォルター」と呼んでいた、という我ながら痛すぎる思い出があります・・・。)

ラサール弦楽四重奏団(作品45では第2Vnのメイヤーが抜けている)
マキネス(Va)、ペギス(Vc) (2名とも作品4)
(DG F28G50491 ) 1981年・82年の録音。
「浄夜」・・・甘美極まる曲のストイックな名演。
弦楽三重奏曲・・・作曲者本人が
「演奏は事実上不可能だが、真の名手が三人集まれば、
えも言われぬ素晴らしい響きとなる」と語ったという、
トーマス・マンの話が、帯にも解説書にも引用されているが、
・・・シェーンベルクが実際に聴いたらどう評したかはわからないが、
少なくとも私には十分すぎるほど美しい演奏。
ただ、「難曲である」とは、よくも悪しくも全く感じさせない演奏とも思う。

ラサール弦楽四重奏団(DG F28G50497)
1969年録音。
ラサールSQは同曲の初演者、でもある。
1988年の秋に買ったこのアルバム(本曲のほかに、
「室内協奏曲」「ラミフィケイションズ」「アヴァンチュール」
「ルクス・エテルナ」を所収)は、
私がリゲティのファンになるきっかけになったCDでもあるが
正直、この5曲の中では一番聴いていないのが、
この曲かもしれない。
でも・・・あるときはトーンクラスター、あるときはマジャールな雰囲気、
静かな緊張感と、それを意図的に激しく鋭く切り裂く轟音・・・
楽章(全5楽章)ごとに、また全曲を通してリゲティ独特の感覚が
充溢した密度の高い曲、と思う。

ハーゲン弦楽四重奏団(DG POCG-1435)
1990年の録音。日本盤初出は1991年9月。
・・・もう20年以上も前になるというのに、
このCDを買った日に何があったかは、
今でも覚えているのだが(自嘲)。
それはともかく、
切れ味鋭くスマートでかっこいいリゲティに
点描的な繊細さと露骨で大胆な音出しとのコントラストが光る
ルトスワフスキ。
シュニトケの「カノン」は
「I・ストラヴィンスキーをしのんで」のサブタイトル付き。
不思議な音の膨らみを彩る妖しい緊張感。
・・・それぞれ作者の違う3曲だけど、
続けて聴いてみると、同じCDに入れたのがすごく納得できる
妙な親和感のある曲どうし、である。
(ちなみに、作曲年代は、だんだん新しくなっている。)

ハーゲン弦楽四重奏団(DG F00G20432)
1988年の録音。
「ほか」の曲は、ヴォルフの「弦楽四重奏のためのセレナーデ」。
ハーゲンSQもエマーソンSQ同様、80年代末~90年代初めに
DGから積極的に売り出されていった(当時の)若手SQだった。
ヤナーチェク作品の、極めてあくの強い奇妙な懐かしさを、
露骨に激しく、しかし美麗に表現するセンスと技巧を堪能すべし。
「ほか」は・・・すみません。ヴォルフにこんな作品があったのですね・・・。
「セレナーデ」というよりは、カプリッチョな愉しさのある曲だけど。

エマーソン弦楽四重奏団、およびそのメンバー(DG 431 772-2)
1989~90年の録音。
初出は1991年。
(プロコフィエフ生誕100年に合わせた企画のひとつだったのだろう。)
主な作品というと管弦楽とピアノ、という印象の強い作曲家だが、
軽快で切れ味鋭くまた程よくアイロニーの効いたこれらの作品も
とても素敵だと思う。
・・・まだ買っていないエマーソンSQのCDで私が聴いてみたいのは、
ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲(全集)だが、
それはいつになるかわからない。
(というか「弦四と言えば、まずはDSCH」の私が、
なぜ、まだそれを買っていないのか自分でも不思議なのだが(苦笑)。)

エマーソン弦楽四重奏団(DG 429 723-2)
1984年の録音。
これも定番の名曲カップリング。
・・・スメタナのほうが緊張感が高く、いい演奏のように思う。
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