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22 December 2016

「漆川古戦場」の碑

(山形県大江町本郷)
20151231a

「漆川の戦い」は、南北朝時代の1368年,
南朝方の大江氏一族と、北朝方の斯波兼頼らとの間に起こった合戦である。

戦いの詳細については、
下記の参考文献や、他のネット上の情報などを参照していただきたいが、
結果だけを言えば、大江氏一族の大敗。

斯波兼頼は勝ちに乗じて深追いをするようなことはなかったため、
その後も大江氏一族は寒河江荘の多くの部分を領有し続けたが
「北朝方」=室町幕府への抗戦はできなくなり、数年後には投降するに至る。

「漆川の戦い」とその勝敗は、出羽国南部の「南北朝時代」を、
事実上、終結させた、ということにもなった。

20161231b

「漆川古戦場」の碑は、1937年(昭和12年)2月にたてられた。
碑文には
「吉野朝」「逆賊足利尊氏」「官軍」「賊軍」など、
昭和12年当時に、南北朝時代やその時代の人物が
どのように見られていたか、を明確に示す言葉が、
もっと言えば、
「この碑が建てられた真意は、どこにあったのか」を
容易に想像させる言葉が並んでいる。

・・・皮肉なことに、それは、今日、一般的に
「南北朝時代」が敬遠あるいはスルーされる
理由のひとつだ、とも思えるが。

Dsc01230

(3枚とも、2015年12月31日撮影)

参考・阿部酉喜夫1988『寒河江大江氏』
(大江公入部八百年祭記念事業実行委員会)


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