02 March 2013

2勝7敗

今期のA級順位戦で
谷川九段と高橋九段はともに表記の成績だったが、
順位の差で高橋九段の陥落、となった。
(もう一人の陥落者は1勝8敗の橋本八段。)

谷川九段は「他力」ながら、残留、であった。
(屋敷九段-谷川九段戦は屋敷勝ち。
そのあとも対局が続いていた
高橋九段-三浦八段戦で、
高橋九段が勝っていれば高橋氏が残留だった。)

来期の谷川氏は
「唯一の50歳代A級棋士」になるが、
・・・是非、挑戦権を争ってほしい、と思う。

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14 February 2013

実力名人制になってから

「名人位を獲得したことのない棋士で、最強なのは誰か?」

と、考えてみたときに真っ先に浮かんだのが、
実際には名人位を獲得したことがある人(1期)だったのは
内緒の話である。

気を取り直して改めて落ち着いて考えてみると、
二上達也氏だろう、と思った。

現役では郷田棋王の名前がすぐに浮かんだのだが、

「現時点で」
名人位に就いたことのない棋士で最強なのは、
実は考えるまでもなかったことにその直後に気付いた。

・・・その渡辺竜王は、いずれ、名人位を獲得するだろうけど、
それは早くても来年以降、ということになっている。

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24 January 2013

『泥沼流振り飛車破り』

Yone009
米長邦雄1994(日本将棋連盟)

全21局の自戦解説。

「強引に叩き潰す」という感じの将棋が多いが、
それでいて粗くもなければ大味でもない。
細いが執拗な攻めと、
極めて大胆な攻防の見極め・切り替えとの
絶妙のバランス・・・

2013年現在の居飛車対振り飛車の戦いでは
まず現れない戦形ばかりだが、

名人在位中に書き下ろされたこの本が
結果的に、米長氏全盛期の将棋の魅力を伝える
「最後の」一冊になったと思う。

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23 January 2013

『運を育てる』

Yone008_2
米長邦雄1993(クレスト社)

『人間における勝負の研究』の頃よりも、
よくいえば重厚な、悪くいえばやや説教めいた雰囲気だが、
いずれにせよ米長氏独特の人生論を語っている本としては
代表的存在と思う。

名人獲得直後に刊行されているのだが、
もしかしたら企画はそれ以前からあって、
名人獲得できなかった場合にも若干異なる内容で
結局は出ることになった本かも知れない、と
私は勝手に想像している。
(副題が「肝心なのは負けたあと」であることからみても
そう思う。)

しかし、ご存知の方も多いと思うが、
本書の本当の読みどころは、
「米長氏と近い関係にある、某若手(当時)棋士」の言動に対して
再三にわたって苦言を呈している点にある、とも思う(苦笑)。

その「某若手棋士」が誰であるかは私にも容易に想像はついたが、
本書内で名前が明らかにされていない以上、
ここでもこれ以上の憶測は避ける。

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22 January 2013

『将棋世界 1993年8月臨時増刊 名人 米長邦雄の全て』

Yone007
日本将棋連盟1993

第51期名人戦 全4局の自戦解説は
氏のファンにとってはまさに永久保存版的存在。


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21 January 2013

『米長流 基本手筋実戦の急所』

Yone006
米長邦雄1990(有紀書房)

少々読みにくい体裁の本なのが残念だが、
主に氏の実戦を題材にした解説内容は充実している。

この本を買った(たぶん刊行直後)理由は、
たぶん、1982年のA級順位戦での対・大山戦
(四間飛車に対して中央位取りから▲9七角と上がって
5~7筋を攻める、という素人目にもかなり危険な構想が
結果的にはみごとに成功した将棋)が、
詳しくとりあげられていたから、だったと思う。

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18 January 2013

『米長将棋勝局集』

Yone005
米長邦雄1976(文庫版は1984)講談社

山藤章二氏によるカバー画がなかなか渋い・・・。

「75年以前の」米長氏の代表的な勝局集、ということになるが、
70年代末から氏のファンになった者としては逆に新鮮な内容でもあった。

対 二上戦(72年3月、A級)の
「▲9七角打」、
対 加藤一二三戦(72年9月、十段リーグ)の
「▲3三角成~▲4二銀~▲4一金~▲4四金~▲3二金~▲4三銀」、
といった比較的有名な将棋のほかに、

この本以外では取りあげられた記憶のない
対 大山戦(73年3月、A級:
大山の振り飛車穴熊を、細くも豪快な攻めで”叩き潰す”)
対 升田戦(75年2月、A級:
振り飛車穴熊に入った米長が、玉の遠さを生かして圧勝)
が、面白い。

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17 January 2013

『逆転のテクニック(上巻・下巻)』

Yone004
米長邦雄1984(日本将棋連盟)

1981~82年頃の『将棋世界』誌への連載講座を基本に著された本。
米長氏の棋書としては、平凡社の『米長の将棋』(全6巻)に次ぐ傑作。

上巻の、「図巧」第1番の解説と「米長玉」の詳細な説明、
下巻の、朝日アマプロ角落ち戦の自選解説(特に、対・野藤氏戦は圧巻)、
当時は夢中で読んだものだし、
今読んでもその内容は決して色あせていない。

(なお、初出時に近隣の書店で何度も立ち読みしていたのだったが、
実際に買ったのは84年10月上旬に青森市に行ったとき。
帰りの特急電車(青森→秋田は「いなほ」、秋田→山形は「つばさ」)
の中で一気に読んだのも忘れ難い思い出である。)

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16 January 2013

『人間における勝負の研究』

Yone003
米長邦雄1982(祥伝社 NON BOOK)

米長氏39歳のときの著書。

それを買ったときの私は17歳。

・・・今、48歳になろうとしている私が読むと、
いろんな意味で当時とは違った受けとめかたをするところが
多いのだが、

本書は、
「自分にとっては”消化試合”でも、
相手にとっては大一番、という対局こそ、
自分は全力で臨むべし」、という
いわゆる「米長理論」が明確な形で文章化され
紹介された、恐らく初めての本、という意味で重要な存在と思う。

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15 January 2013

『別冊 将棋マガジン 中原誠名人 米長邦雄王位 百番指し』

Yone002
(日本将棋連盟 1980年8月)

この本が刊行された時点での両者の対戦成績は、
米長氏の「39勝60敗1持将棋」。
(この1980年夏の王位戦での0勝4敗は含まれていない(苦笑)。)

最終的には、中原-米長戦は187対局、
米長氏の「80勝106敗1持将棋」なので、
101局目以降は、「41勝46敗」だったことになる。
(米長氏引退後の1局を入れれば、
「188対局・80勝107敗1持将棋」となるのかな・・・。)

ともあれ、この『百番指し』、
当代のトップ棋士2人の激闘の記録として貴重だし、
これも当時は何度も読み返しまた棋譜は盤に並べたものだが、

・・・今となっては「そのあとの87(88)局」を含めた
「完全版」が出ることを切に望む。


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